
厚生労働省・福井労働局より、子育てサポート企業として「くるみん」認定を受けました。この制度は、仕事と子育てを両立するための行動計画を策定・実施し、その結果が一定の要件を満たした企業が厚生労働大臣から認定を受けることができます。マークの由来は、赤ちゃんが大事に包まれる「おくるみ」と「職場ぐるみ・会社ぐるみ」で子どもの育成に取り組もうという意味が込められているそうです。
「くるみん」に関する法律(次世代法)が制定されたのは2003年7月で、初回の行動計画がスタートしたのは2005年4月のことでした。認定には男性の育児休業取得者がいること、かつ女性の育児休業取得率が70%以上あることなどが必要で、当社に限らず製造業にはハードルが高いと言われていました。実際に当時の当社は、女性社員で育児休業を取得する人もまれな状況でした。しかし現在は産前・産後休暇や育児休業、育児短時間勤務はもちろんのこと、男性社員の育児休業取得も促進しています。
日本の出生率はどんどん下がり少子化が進んでいます(2019年合計特殊出生率:全国平均1.36人、福井県1.56人)。しかし福井県は学力や運動能力、低い待機児童率など、子どもたちにとって良い環境が整っています。そして最近は世の中の意識がずいぶん変わってきています。近い将来、厚生労働省が「男性産休」の実施を目指しているという報道もあり、今はその準備の過程にあるようです。「男性が出産するわけではないのに、男性の産休は必要なの?」と考える人もいるかと思いますが、妻の出産直後に休暇を取得することはとても意義のあることかもしれませんね。今後も当社は働きやすい環境づくりに取り組んでいきます。